Libra Ver.6.4.5へのバージョンアップのお知らせ

 平素より 病院分析システムLibra をご利用いただきありがとうございます。今回のバージョンアップでは以下の対応を行いました。

 

①重症度、医療・看護必要度Ⅱ集計ロジックの変更

 重症度、医療・看護必要度(以下、「必要度」とする)Ⅱに関しまして、現在、弊社の病院分析システムLibraは、一般社団法人 日本病院会様の「保健医療政策の立案に資する重症度、医療・看護必要度Ⅱの計算ソフトに関する研究」に参加しております。これまでの検証状況を踏まえ、必要度Ⅱの集計に関して以下のとおり、集計方法を見直しました。

  • コロナ特例患者は集計対象から除外(例:急性期一般病床にてHCUを算定した患者)。
  • HファイルがあってもEFファイルがない患者情報は集計対象から除外。
  • Hファイルのペイロード情報とEFファイルの入院料の情報が合致しない場合は、集計対象から除外(例:HファイルではHCUの看護必要度が記録されているが、EFファイルでは急性期一般入院料が算定されている)。
    以下の問題点を確認しましたため、修正をいたしました。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
  • 入院初日において、ICUやHCU等に包括化された「救急医療管理加算(請求されないがデータがファイル内に出力されているケースのみ)」について、一部、重症患者として集計に含めていた問題を解消。

 

②重症度、医療・看護必要度に関するAおよびC項目マスタの更新

 厚生労働省公表の「令和2年度診療報酬改定関連通知及び官報掲載事項の一部訂正について」(令和2年8月31日)に基づき、必要度の集計に関しまして、「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度A・C項目に係るレセプト電算処理システム用コード一覧」を元にマスタ修正を行いました。

※一部、必要度Ⅰのみ評価される手術が追加されています。本リリース後は、必要度Ⅰと必要度ⅡにおけるC項目の項目別患者数が必ずしも一致しないケースが発生しますので、ご注意ください。

 

 皆様の改善要望・最新の制度動向を踏まえ、より良いシステムにしてまいります。 今後とも、よろしくお願いします。